広島に見えた新「勝利の方程式」 栗林につなぐセットアッパーが存在感

 「広島4-3阪神」(4日、マツダスタジアム)

 広島は救援陣が役割を全うしてつかんだ勝利だ。七回はフランスア。八回は3連投のコルニエルが存在感を示し、最後はドラフト1位・栗林(トヨタ自動車)が試合を締めた。懸案事項である「勝利の方程式」に道筋が見えた。

 開幕セットアッパーだった塹江が再調整のため2軍に降格。守護神へつなぐ七、八回を託す投手の再編を余儀なくされた。佐々岡監督は日替わり起用を視野に入れる。それでも「続けば決めていきたい」。メンバーの固定を理想とするだけに、結果を出し続けてほしいと力を込めた。

 バードを含め、フランスア、コルニエルが候補だ。それぞれに長所がある。シーズンは折り返し地点を過ぎた。最下位から巻き返すためには、中継ぎ陣の安定が欠かせない。

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