広島・森下8回無失点6勝目「とにかく勝ちたい」と柳との明大対決制す 監督も称える

ヒーローインタビューを終え、ファンの歓声に応える小園(左)と森下=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
お立ち台で笑顔を見せる小園(左)と森下
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 「広島2-0中日」(14日、マツダスタジアム)

 中9日で先発した広島の森下暢仁投手(23)が明大の3学年上の先輩である柳との投げ合いを制し、6勝目を飾った。108球の熱投。8回5安打無失点と好投した右腕は「とにかく勝ちたいという思いでマウンドに上がりました」と振り返った。

 二回1死二、三塁のピンチを背負ったが、阿部を三振、木下を中飛に抑えて切り抜けるとリズムに乗った。150キロ超えの直球を軸に変化球をうまく織り交ぜて中日打線から凡打の山を築いた。

 佐々岡監督は「ナイスピッチング。初回をしっかり抑えられた。そこが波に乗っていけたところだと思う。こういう試合展開で粘り強い森下らしい投球だった」とたたえた。

 これで10試合連続のクオリティースタート(6回以上投げ、自責点3以下)を達成。防御率はリーグ2位となる2・29となった。「日本代表として、チームの一員となって金メダルを取れるように頑張っていきたい」と東京五輪での活躍を誓った昨季の新人王が快投を続けていく。

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