広島 逆襲へ“第6の男”出てコイ 高橋昂&矢崎&スコット 佐々岡監督「内容見て」
広島・佐々岡真司監督(53)が26日、先発6番手争いの号砲を鳴らした。リーグ戦再開まで2週間となる30日からのロッテとのエキシビションマッチに高橋昂、矢崎、スコットを登板させる見込みだが、3投手に与えられるチャンスは1試合のみ。一発勝負の戦いを制するのは誰か-。
後半戦へ向け、チームの懸案事項は先発6番手の確立だ。佐々岡監督は「一発回答じゃないけど、エキシビション(練習試合)で投げる1試合の内容を見て(決める)」と力を込めた。候補選手に与えられる登板機会は1試合のみで、勝負強さも求められる。
2軍から矢崎、高橋昂、スコットが昇格する見込みで、矢崎と高橋昂は30日のロッテ戦に、スコットは31日の同戦に登板する予定だ。「先発が試合をつくればこっちのリズムで戦える」と指揮官。安定して長い回を投げ抜けるか。内容に加えて結果も重要視される。
5位で終えた前半戦は先発陣が誤算だった。新型コロナウイルスの影響も受け、メンバーに苦慮。2軍から野村、ネバラスカス、薮田、矢崎、玉村が昇格したが、結果を残したのは玉村だけだった。最下位だった交流戦は史上初となる全18試合で先発投手が未勝利だった。
「投手を中心とした守りが攻撃につながる」。4連勝で終えた前半戦は、全ての試合で先発投手に白星がついた。巻き返しを狙う後半戦は、先発陣の安定感がカギになる。
大瀬良、九里、森下、大道、玉村の5人はローテ入りを決めている。矢崎ら3人にとって大きなチャンス。激しいアピール合戦が繰り広げられる。