カープ先発6番目アピールできず 昂也4失点、矢崎6失点に指揮官「今の球では厳しい」
「エキシビションマッチ、広島5-10ロッテ」(30日、マツダスタジアム)
広島投手陣の先発6番手を目指す若鯉2人がアピールに失敗した。矢崎拓也投手(26)が5回4安打4四球6失点で、高橋昂也投手(22)も4回8安打4失点。佐々岡監督は「今の球では厳しい。今の時点では、ほぼ白紙」と厳しい表情を浮かべた。
矢崎は四回まで好投しながら五回に崩れた。四球で走者をため、エチェバリアの打席では2球連続暴投で2失点。さらに山口に3ランを被弾するなど一挙6失点。右腕は「タイミングとかバランスとかが合わなくなった。立て直せなかった」と唇をかんだ。
六回から登板した高橋昂は「連打を許しても抑える、粘りの投球ができなかった」と振り返った。失点した八、九回は決め球が甘くなるなどしてつかまった。
31日に登板するスコットが、6番手候補の最後の一人。借金12から巻き返しを目指す後半戦に向け、先発陣の再整備は懸案事項。大瀬良、九里、森下、大道、玉村に続く男の登場が待ち望まれる。