広島 先発6番手ローテが決まらない 佐々岡監督 スコットは「1軍の器ではない」

「エキシビジョンマッチ、広島1-8ロッテ」(31日、マツダスタジアム)

 広島の佐々岡真司監督(53)が31日、先発ローテ候補のアピール不足を嘆いた。先発6番手を争うスコットが2番手で六回から登板したが、3回1/3を5安打4失点。精彩を欠いて試合後に2軍再調整が決まった。30日に登板した矢崎、高橋昂も好投できず“6番目の椅子”は空白のまま。2軍からの推薦を待ち、後半戦の先発陣を決める考えを示した。

 激しいアピール合戦を期待していただけに、物足りなさだけが残った。先発6番手の座を争うスコットは3回1/3を5安打4失点で試合後、2軍再調整が決まった。佐々岡監督は「まだまだ1軍の器ではないかな、と感じましたけどね」と厳しい評価を口にした。

 2番手で六回から登板。七回無死一塁からエチェバリアに左中間適時二塁打、山口の右前適時打で失点した。九回は1死一塁から山口に被弾。右翼席に飛び込む打球を見届けると、表情を曇らせた。続く代打・植田に2球目を投げ終えた際、右脇腹付近に違和感を覚え、そのまま降板。「苦しい投球になった」と振り返り、佐々岡監督は「真っすぐの勢いはあっても簡単に合わせられる」と指摘した。

 大瀬良、九里、森下、玉村、大道が名を連ねる先発陣。30日のロッテ戦を含め、矢崎、高橋昂、スコットの3人で6番手を争う構図だった。しかし3投手とも当確ランプをともせず、チームは後半戦の開幕ローテが決まらない苦しい状況だ。

 新たな先発候補は2軍での登板を見ていく方針。「(2軍で)しっかりやってもらった中、(2軍の)コーチの推薦で考えていくしかない」と指揮官。先発陣の駒不足が響いた前半戦の二の舞を避けるためにも、高いレベルの競争が待たれる。

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