広島・森下は後半戦初勝利ならず 佐々岡監督「何とか勝たせてあげたかった」

 5回、マウンドでうつむく森下(撮影・金田祐二)
 9回、坂倉の打席をベンチから見つめる森下(左から2人目)=撮影・高石航平
 4回、小園の2点適時二塁打で生還した野間(37)をタッチで迎える森下(右から2人目)=撮影・高石航平
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 「DeNA7-6広島」(31日、横浜スタジアム)

 広島は最大5点差をひっくり返され、逆転負けを喫した。2点リードの七回、3番手・島内が1点差に迫られソトに逆転2ランを被弾。チームは今季2度目の5連勝を逃し、DeNAと並んで最下位(5位)に転落した。

 先発・森下は5点リードの四回は牧に2ラン、五回は佐野のソロで2点差。前回24日・巨人戦の1試合3被弾に続き、複数被弾を許した右腕は「全球種のレベルが低いですし、投げ切れなくて甘くなってチームに迷惑をかけて申し訳ない」と唇をかんだ。7勝目の権利を手にしたが白星はつかめず「(逆転の)そういう流れをつくってしまっていた」と自ら責任を背負った。

 佐々岡監督は「こういう姿を見ることはあまりない。何とか勝たせてあげたかった」と本調子でない中、五回まで続投させた狙いを説明。打線は九回、無得点ながら1死満塁と三嶋を攻め立て、指揮官は「相手の守護神を苦しめたのは、あしたにつなげていかないと」と次戦を見据えた。

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