広島13失点大敗 石原慶幸氏が坂倉に助言「投手を引っ張っていく姿勢を見せてほしい」
「広島0-13巨人」(22日、マツダスタジアム)
広島は先発・九里が三回途中、7失点で降板。計13点を奪われて大敗を喫した。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(42)は捕手目線で試合を振り返り、先発マスクの坂倉に「投手を引っ張っていく姿勢を見せてほしい」と助言を送った。
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九里は気持ちを前面に押し出した躍動感あふれる投球が持ち味だが、この試合に限っていえば、初回、自分の調子をつかむ前に点を取られてしまったことで後手後手に回り、本来の姿を出せないまま終わってしまった。
捕手目線で言えば、坂倉にも投手を引っ張っていく姿勢を見せてほしいと感じた。この試合に限らず、日々の試合を戦っていく中で感じることはたくさんあると思う。その思いを正直に投手にぶつけていってほしい。
彼自身、なかなか結果が出なかったり、自分の感じていることに自信を持てない部分もあるかもしれない。しかし、だからといって、それを伝えていかないことには前に進めない。消化不良のまま次の試合でもマスクをかぶることになる。年上の投手も多いが、自分の思いをきちんと伝えれば、今のカープはそれに応えてくれる投手がそろっている。
これまではどちらかというと投手に引っ張られている印象が強い。しかし、今季は多くの試合でマスクをかぶり、それだけの経験も積んできている。だからこそ、しっかりとコミュニケーションを図ることで投手を引っ張っていく姿勢を見せてほしい。それが今後の試合だったり、彼自身の成長につながっていく。