広島・栗林 感謝の球団新15戦連続セーブ「一戦も負けないように」新人単独2位!

 9回表、最後を締めくくり球団新記録の15試合連続セーブを挙げた栗林
 球団新記録となる15試合連続セーブを挙げ、ナインとタッチを交わす栗林(右)=撮影・立川洋一郎
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 「広島3-0DeNA」(12日、マツダスタジアム)

 勝利の輪の中心にいたのは広島・栗林良吏投手だ。九回。先頭に四球を与えたものの、新人王を争う牧などを抑えた。新人セーブ数では歴代単独2位の32セーブ目。15試合連続は、球団では91年の大野豊を抜き、また1つ球団史に名前を刻んだ。

 「監督さんを含め、スタッフの方々、先発投手や野手の方々が良い場面でつないでくれた結果。僕は何もしてない。本当にチームに感謝したい」

 この日は、直球の制球が定まらないと判断すると、変化球主体の投球に切り替えた。カットボールやフォーク、カーブでもストライクを先行させられるのが右腕の武器。「リードのおかげでゼロに抑えることができた」。石原のサインにきっちり応えた投球に、守護神のすごさが凝縮されていた。

 開幕からの安定感は他を圧倒する。佐々岡監督も最敬礼だ。「偉大な大野さんの記録を抜いて、すばらしい」と目尻を下げた。

 残りは11試合。チームは6連勝と上昇気流に乗る。追い風を受け、DeNA・山崎(15年)が持つ新人記録の37セーブも視界に捉える。「残りの試合も少ないと思うので、一戦も負けないように。1日1日頑張っていきたい」と栗林。ただひたすらに。全力で腕を振り抜く。

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