広島・佐々岡監督「期待外れ」山口&遠藤に喝 四球絡みで失点 若鯉両先発を一刀両断

 ともに失点し、さえない表情の山口(左)と遠藤(撮影・山口登)
 バックネット裏の客席から紅白戦を見つめる佐々岡監督
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 「広島紅白戦、白組5-2紅組」(11日、マツダスタジアム)

 広島の秋季練習が11日、マツダスタジアムで行われ、佐々岡真司監督(54)が紅白戦で結果を残せなかった遠藤淳志投手(22)、山口翔投手(22)に喝を入れた。次回登板を明言した指揮官は、若鯉らに四球を減らすことを求め、奮起に期待を寄せた。

 佐々岡監督の表情はさえなかった。遠藤、山口の両先発を含めた若手投手の頼りない投球に「今年の反省である四球をいかに減らすかというのを投手コーチと試合前に話をした中、今日の試合。四球絡みが失点になっている投手が多い」と苦言を呈した。

 白組の遠藤は3回5安打2失点。2四球を許し、精彩を欠いた。初回に3安打を集められ、二回には先頭・西川に四球を与えると、無死一、三塁から中村奨に右犠飛を許した。「良くなかった。しなやかさがなく、全体的に体を使っているのに、ボールが全然いってなかった」と本人は反省の言葉を口にし、指揮官は「やってきたことが見えなかった。高め高めでいつも通り、マウンドで修正できないまま終わった。残念な結果。期待外れ」と辛口な評価を下した。

 紅組の山口も2回3安打1失点で2四球。初回1死から四球を与え、失点につながっただけに「アピールしないといけない立場で、投げ急いだ。ふがいない投球をしてしまった」。佐々岡監督も「フォームが全く上からたたけていない」と一刀両断した。

 次回も登板機会を与えることこそ明言したが、「厳しさを持たないといけない」とゲキを飛ばした将。来春の1軍キャンプ切符獲得へ、若鯉の奮闘が求められる。

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