広島・東出2軍打撃コーチ 1軍野手総合Cに昇格 対話の必要性説く「色んな意見を」
広島は14日、東出輝裕2軍打撃コーチ(41)が来季から1軍野手総合コーチに昇格することを発表した。東出コーチはマツダスタジアムでの秋季練習で初日から指導しており、「これから細かく話し合っていきたい」と今後は積極的にコミュニケーションを取っていく方針を明かした。
16~19年まで1軍打撃コーチを務め、16年からのリーグ3連覇に貢献。強力打線の礎を築いた。20年から2軍打撃コーチとなり、小園らを育てて1軍に送り出した。
1軍コーチは3年ぶり。チーム再建に向けて、対話の必要性を口にした。「スコアラーも必要な戦力。打撃コーチの時は意見を取り入れていた。スタメンを決める時に迷っている打順やポジションがあれば、推してくれた。色んな意見を取り入れながらやっていきたい」と意気込んだ。
打者目線の立場から投手にも助言を送るなど、指導力に定評がある。佐々岡監督は「色んな野球(の考え方)を持っていると思う。攻撃の時は僕の横で、朝山(打撃コーチ)とサポートしてくれるだろうしね」と期待を寄せた。
今季のチーム打率・264はリーグ1位で、557得点も同3位。来季以降も攻撃力を維持することが、V奪回には欠かせない。「普通のことを普通にみんなで決めていけばいい。ダメだったら反省したらいい。うやむやにせず、みんなが納得するようにできれば」。チームに一体感を生み、改革を推し進めていく。