広島・小林 憧れの先輩“奥川ロード”歩む!投球スタイル「少しでも近づけたら」

 広島の小林樹斗投手(18)が20日、ヤクルト・奥川の投球術をヒントにレベルアップを図る考えを示した。日本シリーズ初戦に先発した奥川とは高校時代に夏の甲子園で投げ合い、自身にとっては憧れの存在。互いにプロ初登板初先発がチーム最終戦という共通点もある。来季の飛躍を目指す鯉のホープが、“奥川ロード”を歩んでいく。

 大舞台で腕を振る先輩の姿が、自らを奮い立たせてくれる。小林にとって奥川は1学年上の目指すべき存在。19年夏の甲子園3回戦で投げ合った間柄だ。日本シリーズ初戦のマウンドに立つ先輩の姿に「テレビで学びたい」と胸を弾ませた。

 2年目の奥川は今季9勝を挙げた。小林自身、参考にしている部分も多く「コントロールもあって球種も(多く)操れている。完投しても球数が少ない。そこは自分の理想。少しでも近づけたらと思います」と投球スタイルを目標に掲げた。

 また、四球を与えず常にストライク先行の投球も指針になる。「カウント有利に攻めている分、攻撃にもリズムが生まれる」。テンポ良くアウトを重ねることで、試合の流れも自軍に傾く。勝てる要素を備えた部分を、参考にしていく構えだ。

 プロ初登板初先発となった今月1日のヤクルト戦(神宮)では、3回2/3を6失点。奥川も昨年11月10日の広島戦(神宮)でプロ初登板初先発。2回5失点で黒星を喫した。

 チームのシーズン最終戦で1軍デビューを果たし、相手打線にプロの厳しさを教わった点は、くしくも同じ。「奥川さんはカープに打たれて、僕はヤクルトにやられた。(自分も来季)同じようになれれば」。目指すは憧れの“奥川ロード”。2年目の来季、飛躍への階段を駆け上がる。

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