広島 倍増更改の森浦 2年連続50試合登板へ鉄腕磨き「体力をつけたい」
広島の森浦大輔投手(23)が26日、2年連続50試合登板を来季の目標に掲げた。この日までに契約更改交渉に臨み、今季1100万円から倍増の年俸2200万円でサイン。新人ながらチーム最多の54試合に登板してブルペンを支えた左腕は、オフのテーマを肉体強化と定め、鉄腕ぶりに磨きをかける。(金額は推定)
歯を食いしばりながらマウンドに立ち続けた日々が、大きく報われた。森浦は26日までに契約更改交渉を終えて2200万円でサイン。大幅アップを勝ち取り「ケガなくシーズンを終えられたので、しっかり来年に向かってやっていければ」と来季に視線を向けた。
今季は3勝3敗、防御率3・17。1年間1軍に帯同し、チーム最多の54試合、同17ホールドは球団新人記録を更新した。あらゆる場面でピンチを切り抜け、守護神・栗林に負けじと奮闘。9月中旬からは9試合連続無失点も達成した。交渉の場では球団から「来年は1年を通して七、八回(を投げられるように)頑張ってくださいと言われた」とさらなる飛躍を期待された。
その来季は「50試合を目標にしたい」と2年連続での50試合登板を掲げた。ルーキーイヤーから、2年続けて50試合以上に登板すれば球団史上初。偉大な金字塔へ、オフは「去年より体を強くして、1年間しっかり投げられる体力をつけたいと思います」と肉体強化に主眼を置く。
この日は東広島市で行われたバッテリー会ゴルフに参加し「109で、ベストスコアが出ました」と笑顔でラウンドを終えた。「与えられた場所で投げられたら」。殊勝な若き左腕が、今季以上にベンチの信頼を深める。