広島・会沢 選手会新会長に就任 カープでは95年正田以来2人目 12球団の団結強調
労働組合・日本プロ野球選手会は6日、大阪市内で定期大会を開き、広島の会沢翼捕手(33)を新会長に選出した。節目の10代目で、広島からは正田耕三(第4代・95年12月就任)以来2人目だ。強いリーダーシップで12球団の選手をまとめ、選手会をけん引していく。
責任の重さに身が引き締まった。マイクを手にした会沢は凜(りん)とした表情で言葉を紡ぐ。「炭谷さんをはじめ、歴代の方々の後任ということで責任を感じています。今現在、10年後、20年後のプロ野球界のために頑張っていきたい」と力を込めた。
広島では18年から2年間、選手会長を務めた。実直な人柄で責任感は強い。誰に対してもはっきりと進言ができ、チームメートからの信頼は厚い。適任だ。
この日の会議は約2時間行われ、球団との交渉問題の進め方などが議題に上がった。
今後も諸問題の対処に当たっていく予定。その上で「一番は12球団で結束してやっていくということを強く話し合いました」と、団結を強調した。
過去には、プロ野球再編問題やFA制度導入、学生資格回復の新制度成立など、さまざまな役割を果たしてきた。グラウンドを離れても大役を担う。会沢が選手、球界発展のために尽力する。