広島・九里 3年総額6・5億 1億円プレーヤーの決意!開幕投手狙う「目指したい」
広島の九里亜蓮投手(30)が15日、マツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、年俸1億4000万円プラス出来高払いでサインした。今季取得した国内FA権を行使せずに残留し、再契約金1億円を含め3年総額6億5000万円の大型契約となった。今季は13勝を挙げて自身初タイトルとなる最多賞を獲得。来季に向け、自身初となる開幕投手に強い意欲を示した。(金額は推定)
1億円プレーヤーの仲間入りに、身が引き締まった。九里が力を込める。「ひとつの目標にしていたので素直にうれしい。現状に満足せず、しっかり上を目指してやっていく」。責任が増す来季。さらなる高みを誓った。
初の開幕投手を狙う。候補は3人。自身を含め今季まで3年連続で務めた大瀬良と、森下だ。「先発でやらせてもらっている以上は特別なマウンド。目指したい」。球界で12人にしか与えられない役割への思いは強い。
今季以上の投球をするため、トレーニングに工夫を凝らす。柔軟性を高め、体幹を強化するために取り入れるのはピラティスだ。「取り入れられるものは取り入れたい」。30歳を迎えた。現在は体の変化を感じていないものの、今後のことを見据えたトライでもある。しなやかで強い体を手に入れていく。
13勝で阪神・青柳と並び、初タイトルとなる最多勝に輝いた。それでも、開幕前に掲げていた170投球回には届かなかった。今季は149回。新型コロナウイルス感染による離脱もあっただけに、来季こそ170回到達を成し遂げてみせる。
「3年契約をしていただいたことを意気に感じてやらないといけない。一年一年が勝負になりますが、3年通してしっかりやらないといけない」。結果でチームをけん引していく。