“大魔神”思い起こさせる栗林の投球 新人王の広島・栗林を安仁屋氏が絶賛

 広島の栗林良吏投手(25)が15日、セ・リーグの最優秀新人賞に選出された。球団OBでデイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(77)は、昨年の森下に続いて広島勢2年連続受賞となった快挙を祝福。さらには「“大魔神”佐々木を思い起こさせる」と横浜(現DeNA)、MLBのマリナーズなどで活躍した佐々木主浩氏(53)の姿を新人王右腕に重ね合わせた。

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 新人王おめでとう。だれが見ても文句なしの成績だった。シーズンでは37セーブ、防御率0・86。東京五輪でも侍ジャパンの守護神として金メダルを獲得。インパクトのある活躍を見せてくれた。

 持ち味はマウンドでの思い切りの良さと球速150キロを超えるストレートだ。このストレートがあるからこそ決め球のフォークもより生きてくる。彼の投球を見ていると、横浜やメジャーで活躍した“大魔神”佐々木を思い起こさせる。

 ただ、シーズン後半はストライクとボールがはっきりしてきて四球が目立ったし、球のキレも欠いていたように見えた。疲れが出てきたんだと思う。このオフは走り込みだけはやっておかないといけないが、あとはしっかりと体をケアして来季に備えてほしい。

 一つアドバイスするとすれば、新しい球は覚えない方がいい。特にスライダーはだめ。この球を覚えると投球の際、腕が下がってきて球のキレがなくなってしまう。来季も今年と同じスタイルで真っ向勝負してほしい。今年のような活躍は十分に期待できる。(デイリースポーツ評論家)

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