「情けない」と反省の広島・田中広輔 来季へ「もう一回泥んこになって」奮起誓う
広島の田中広輔内野手(32)が16日、マツダスタジアム内で契約交渉を行い、サイン後に取材に応じた。
現状維持の1億5000万円サインした。来季は2年契約の最終年となる。今季は開幕スタメンに名を連ねるも、打撃の状態が上がらず、遊撃のポジションを小園に譲った。プロ入り最少の81試合の出場にとどまり、打率・206、2本塁打、8打点に終わった。(金額は推定)
主な一問一答は以下の通り。
-サインは。
「しました」
-2年契約でしたが内容は。
「変わらずそのままで契約しました」
-この2年間いろんなことがありました。
「日本のプロ野球の中でも大変な時期だった。僕自身、選手会長をやらせていただいて大変なこともあったが、僕の人生においてすごくいい経験をさせていただいた」
-今季の振り返り。
「見ての通り情けない。これまでの野球人生で体が元気で、こんなに苦しいことはなかった。いろいろと考えさせられるシーズンだった」
-来季に向けて。
「もう9年かという思いもある。若い子ともう一回泥んこになって切磋琢磨(せっさたくま)しながら僕は僕なりに仕事ができるように、チームの勝利に貢献できるように周りを見ながらやっていきたい。選手会長は任期を終えましたが、大地(大瀬良)をサポートしていきたい」