広島の大道温貴投手（２２）が２０日、大瀬良大地投手（３０）と“年越し合宿”を敢行することを明かした。広島で年越しを迎えるため、大みそかと元日は先輩右腕と練習する予定。１月６日からはエースが主催する沖縄合同自主トレにも参加する。野球漬けの年末年始を過ごし、２年目の飛躍につなげる。

　飛躍を期す２年目へ向けて、はやる気持ちを抑えられなかった。大道は年末年始も野球漬けで過ごす。「年末に広島に帰ってきて、大地さん（大瀬良）と練習します」。地元・埼玉への帰省は年内に済ませ、大みそかは午前中に大瀬良とトレーニング。元日もランニングなどで一緒に体を動かす予定だ。

　広島で年越しを迎える旨を大瀬良に伝えたところ、一緒に練習することを提案された。大道は自主トレ参加を即答。“年越し合宿”を行う運びとなった。

　さらに年明け１月６日からは、大瀬良が主催する沖縄合同自主トレに森下らと参加する。そこでは新たに、大瀬良の代名詞でもあるカットボールの投げ方も教わる考え。スライダーに頼っていた今季の反省を踏まえ、「奥行きをうまく使えたら」と投球の幅も広げていく。

　この日はマツダスタジアムで大瀬良らと１００メートルダッシュを３０本走った。休憩が２０秒という厳しいメニューだったが、練習後には充実感を漂わせた。「あんまりオフという感じがない。１２月に入って体を動かしてきたので、逆に体を動かさないと不安になってしまう」と笑顔。年末年始も歩みを止めずに体を仕上げる。