広島・中村奨成 中日・大島と合同自主トレは打撃重点「降り遅れ多かった」

 広島の中村奨成捕手(22)が30日、中日・大島に弟子入りすることを明かした。来年1月に巨人・小林らも参加する大阪・貝塚市内での合同自主トレに2年連続で参加し、タイミングの取り方などを学ぶ。過去2度、最多安打のタイトルを獲得しているバットマンのエキスを吸収して飛躍につなげる。

 来季、打撃でアピールを誓う中村奨にとっては貴重な時間だ。中日・大島との合同自主トレ。「2ストライク後の意識だったり、ヘッドの角度、タイミングだったり。いろいろと聞きたい」。質問攻めにして、成長カーブを上向かせる意気込みだ。

 2年連続参加となる合同自主トレ。初参加だった今年は守備力強化がテーマで、巨人・小林に指導を受けた。来年は打力強化に主眼を置く。大島は首位打者争いの常連で過去に2度、最多安打を獲得した。右と左の違いはあるものの、参考になることは多い。

 今季は39試合で打率・283、2本塁打、5打点ながら、「真っすぐに振り遅れることが多かった」と自己分析。今オフ、直球への対応力を上げるため、構えた際に投手側に傾いていたバットのヘッドを真っすぐ立てる形に変更した。大島の助言でさらに磨きをかける構えだ。

 捕手へのこだわりはあるが、外野手としてグラウンドに立ったことで試合出場への思いは強くなった。「そこを狙いたい」。鈴木誠がポスティング制度を利用してのメジャー挑戦を表明。移籍となれば1枠が空く外野に照準を定めている。

 外野は激戦区だ。西川、野間、宇草らに加え、ドラフト3位・中村健(トヨタ自動車)、同6位・末包(大阪ガス)も虎視眈々(たんたん)とその座を狙っている。「とにかく結果を残すためにやるだけ」。来季が5年目。勝負の年へ向けた決意表明だ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス