広島・森下 ナンバー1宣言 ウエートトレにも着手 最優秀防御率&15勝を目標に

 大瀬良(左)と走り込む森下(撮影・立川洋一郎)
 練習の合間に大瀬良(右)と談笑する森下(撮影・立川洋一郎)
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 広島の森下暢仁投手(24)が23日、3年目の今季に向け「チームで一番勝てるように」とナンバーワンを宣言した。大瀬良らと6~19日まで行った沖縄合同自主トレでは、これまで積極的に取り組んでこなかったウエートトレに着手。初の開幕投手を目指す今季、最優秀防御率のタイトル獲得と15勝を目標に定めた。

 南国・沖縄で積み重ねた練習量は、確かな自信へと変わった。森下は19日に大瀬良らとの合同自主トレを終え、広島に戻った。「めちゃくちゃ走ったと思います。人生で一番トレーニングをやったなというくらい追い込んだ」と実感を込めた。

 ハードな練習量で知られる大瀬良の自主トレ。走り込みとウエートトレで、心と体を鍛えた。あえて厳しい環境に身を置いたのは、高い目標を実現するため。「個人としては開幕投手もそうですし、チームで一番勝てるようにしたい。一番は(最優秀)防御率のタイトルを取りたい。そうすることで勝ち数も増えてくると思う。15勝を目指したい」と力強くナンバーワンを宣言した。

 これまで積極的にウエートトレに取り組んでこなかった。その理由を「体が(筋肉で)固まると『しなり』が消えていくんじゃないか」と説明。沖縄では大瀬良が消化するメニューをこなし、重さを上げながら体に負荷をかけてきた。肩周りにとどまらず、全身を強化した。

 徹底的に自らを追い込んだからこそ、メニューを終えた後は疲労感と達成感が残った。「筋肉痛とかがすごくて、トレーニングをやったなという感じでした」。今後は可動域や柔軟性の維持に努め、体を仕上げていく。

 オフに大瀬良と合同トレを行うのは今回が初。エースの練習を体感することが目的だった。胸に刻んだのは、妥協を許さない先輩の姿。「こんなに練習するんだなと。しんどい時、やめたくなるところで『もう1セットやろう』とプラスに追い込んでいくところが違う。これを正解に持っていかないといけない」。築き上げた土台を技術とパフォーマンスに変換する。

 1年目に10勝、昨季は8勝を挙げ、狙うは初の開幕投手の座。大瀬良、九里も名乗りを上げる中、負けるつもりはない。「開幕戦に投げたい気持ちは変わらない。2年やったので、今年を一番いい年にしたい」。準備は着実に整いつつある。人生最大の練習量を圧倒的な成績につなげる。

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