カープ野村 0勝からの復活に手応え キャンプ2軍スタートも「怖さがなくなった」

 広島・野村祐輔投手(32)が27日、復活にかける意気込みを語った。一昨年10月に受けた右鎖骨下静脈血栓症除去手術の影響もあって未勝利に終わった昨季。今季の巻き返しへ向けて、自主トレではすでにブルペンで本格投球を開始している。キャンプは2軍スタートとなったが、由宇から開幕ローテ入りを目指す。

 キャンプインを前に野村が悲愴(ひそう)感を漂わせた。

 「もちろん、やらなきゃいけないなと。昨年は悔しい思いをしたので、巻き返せるように。しっかりと自分のボールをしっかりとした形で投げられるようにしたい」

 昨季は0勝4敗、防御率6・31、プロ10年目で初の未勝利に終わった。一昨年の右鎖骨下静脈血栓症除去手術の影響から本来の投球ができなかった。契約更改交渉では減額制限いっぱいとなる40%、4800万円のダウン。屈辱にまみれたが、このまま終わるつもりはない。手応えがある。

 「一番は怖さがなくなったというところですね」

 6日から24日まで故郷・岡山県倉敷市で行った自主トレではすでにブルペンに入り、捕手を座らせた本格投球も行ってきたという。

 「体力的なトレーニングはもちろんやっていましたけど、その中でも投げること。技術的にレベルアップしたかった」

 キャンプは2軍スタート。由宇でじっくり仕上げ、オープン戦で1軍合流するイメージで調整を進める。

 「しっかりした球を投げられるようにしないといけないと思う。また違ったところを出せたら」

 28日からは大野練習場での合同自主トレに参加し、通算77勝右腕が復活への歩みを進める。

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