広島・中村奨 ガチ外野!目指すは開幕1軍「試合に出たい」ポジション奪取へ本格挑戦
広島・中村奨成捕手(22)が4日、外野手として開幕1軍を目指す考えを明かした。広陵3年夏の甲子園で大会新記録の6本塁打を記録した強打の捕手も5年目。持ち前の打力を生かし、鈴木誠のメジャー挑戦で空くポジションを奪い獲る。
本気だ。中村奨は今キャンプ、捕手だけでなく、志願して外野での特守も受ける。39試合に出場した昨季、外野手として9試合出場したが、本格的に外野を挑戦するのは初めて。
「試合に出たい。去年何試合か出させてもらって、もっと試合に出たいなという思いになったので、今年はポジションにこだわらず、出られるところでしっかり頑張ります」
昨季はプロ初本塁打を記録するなど、打率・283、2本塁打、5打点。大器の片りんを見せた。さらなる飛躍を目指し、慣れ親しんだ捕手だけでなく、鈴木誠の抜ける新天地にも出番を求める。
本人の中で外野と捕手の比重を問えば「8-2で外野。捕手を諦めてはないですけど、現状あのメンツで出るのはすごく難しいので。まずは出られるところで。隙あらば捕手も割り込んでいきたいと思います。外野で開幕を迎えられたらいい」と話す。
試合に出るためには打たなければならない。今オフ、足の上げ方を巨人・坂本を参考に改良。実戦形式の練習では快音を響かせている。
「打たないと話にならない。両方しっかりやらないといけないので、おろそかにせずにしっかりやります」
甲子園を沸かせたヒーローが、なりふり構わぬ姿勢で出番を求めていく。