広島ローテに19歳前進 小林3回0封 直球グイグイ「らしさ出たかな」
「練習試合、広島4-6DeNA」(16日、コザしんきんスタジアム)
広島・小林樹斗投手(19)はMAX149キロの速球で押す投球で3回を1安打無失点の好投。開幕ローテ入りへ大きく前進した。
六回は安打と四球で1死一、二塁のピンチを迎えるが、後続を斬る。七回は先頭の楠本に対し、3球勝負で外角低めに直球を決め見逃し三振。続く代打・益子は遊ゴロ失策で出塁を許し、2暴投で三進されるが、神里、柴田を打ち取りここも無失点で切り抜けた。
「結果的に3イニング投げてゼロで抑えられたのは良かったのですけど、無駄な球だったり、カウント不利にする場面もあったのでそこをもっと減らして行ければいいのかなと思います」
冷静に振り返った。反省点はあるが、八回は前打席で安打を許した小深田を内角145キロで見逃し三振に仕留めるなど、直球で攻める投球は見せられた。
「持ち味は真っすぐ。そこを中心に攻められたかなと思います」
佐々岡監督も「甘いところにいっても直球の強さで抑えられていた。精度は課題があるけど、今の(小林)らしさは出たかなと思う」と評価した。
大瀬良、九里、森下に続く先発争いは熾烈(しれつ)を極める。床田が先行、玉村、高橋昂が結果を残せない中、19歳が勢いのあるところを見せつけた。