広島・大瀬良 絶対0封! 26日OP戦初戦先発 4年連続開幕投手へG斬りノルマ

 ダッシュを繰り返して汗を流す大瀬良(撮影・立川洋一郎)
 26日の巨人戦へ調整を続ける大瀬良
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 「広島春季キャンプ」(23日、沖縄)

 オープン戦初戦となる26日の巨人戦(那覇)に先発する広島・大瀬良大地投手(30)が23日、好結果を収めて開幕投手の座を射止めることを誓った。佐々岡監督はキャンプ中に開幕投手を決める方針を示しており、大瀬良にとっては同戦が最後のアピール機会になる。大役に見合った投球を披露して九里、森下との争いを制す。

 与えられる登板機会の数は、関係ない。限られたチャンスで結果を残すだけ。開幕投手の大本命でもある大瀬良が、いよいよ26日の巨人戦で対外試合初登板に臨む。「結果を残して(ベンチに)帰ってこないといけないですね。しっかりゼロで帰って来られるように」と明るい表情の中に闘志をのぞかせた。

 26日はチームのオープン戦初戦。同戦には森下が中継ぎで登板予定で、九里は翌27日の日本ハム戦(名護)での先発が見込まれている。開幕投手を争う3投手がそろって登板する2試合。佐々岡監督は開幕投手について「タイミングをみて発表します」とキャンプ期間中に開幕投手を決定する方針に言及した。キャンプは28日で終了。三つどもえの争いは最終局面を迎える。

 “オープン戦開幕投手”の大瀬良が見据えるのは本番となる3月25日・DeNAとの開幕戦。昨季のDeNA戦は6試合で4勝0敗、防御率1・24と抜群の安定感を誇った。「もちろん、そこは目指している場所」と4年連続開幕投手に意気込み十分だ。

 対外試合初登板が最後のアピール機会となるが、焦りや気負いは全く感じられない。「いいものと悪いものが出るので、結果だけにとらわれず、しっかりやっていけたら」と、試合でしか得られない収穫と反省を今後へ還元していく。

 チームは19日にも巨人と練習試合を行った。その際には坂本、中田ら主力組も出場していた。過度に相手は意識せず「自分のやりたいこと、出る課題に目を向けてやっていければ」と本番に備えて修正点をクリアにする作業を重要視した。

 シート打撃に登板した20日には体に張りを訴え、2セット目を回避。だが大事には至らず「問題なく、できています」と表情は明るい。室内練習となったこの日は遠投も実施。25日にはブルペン入りして最終調整を施す予定だ。「しっかり課題を持ち帰る中で、いいマウンドにしたい」と口元を引き締めた。周囲の信頼をさらに深め、3月25日のマウンドを引き寄せる。

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