広島ローテ第5、6の男を再テスト 森、玉村に続き小林乱調3回4失点、遠藤&昂也加えて
「オープン戦、DeNA7-2広島」(3日、横浜スタジアム)
開幕ローテが決まらない!?先発の広島・小林樹斗投手(19)が3回4失点でKO。前日の森、玉村に続き先発5、6番手候補が乱調。佐々岡真司監督(54)は以前、「よっぽどのことがない限りこの3人で」と話していたが、再考を強いられることになった。ロングリリーフ要員の遠藤、2軍調整中の高橋昂も含めた5人を候補に“再試験”が課される。
小林、お前もか!
初回は直球で3者連続空振り三振。期待を持たせたが、二回先頭の牧に二塁打を許すと、いきなり乱れた。宮崎に死球、大和のバントは三塁封殺したが、ソトに左中間へ二塁打で2点を失った。三回も3連打などで2失点。球数が増えるごとに直球のスピードも140キロ前後まで落ち、スタミナの課題も露呈した。
開幕戦の相手に連敗。キャンプ中の練習試合を含めると“4連敗”。佐々岡監督の表情も険しさを増した。
「(開幕の相手という)そういう意識はあったんだけどね。練習試合も2つやられているし、4つ負けているので、しっかりと返さないといけない」
誤算は大瀬良、九里、森下、床田に続く先発ローテの5、6番手候補に挙げた3人だ。前日に森が四回途中4失点、玉村が3回5失点と期待を裏切れば、小林も3回4失点。
「よっぽどのことがない限りこの3人で」
キャンプ終了後にはこう話していた指揮官だったが3人とも乱調という“よっぽどのこと”が起こった。
それぞれ次の登板チャンスを与えるが、今後は候補を広げることになる。
「遠藤は長い回を投げさせようかなと思っています。(高橋昂?)結果、内容を見て、報告を聞いた中でね。ほかにも(2軍から)いい報告があれば。2枠はまだまだなかなか決められないのが現状でしょう」
ロングリリーフ要員だった遠藤が先発候補に再浮上。2軍調整中の高橋昂を筆頭に5、6日の教育リーグ・中日戦(ナゴヤ)の結果を待って良ければ候補に加える考えを明かした。
打線も2試合でわずか3得点と元気なし。投打に良いところなく終わった横浜遠征。地元に戻って立て直すしかない。