広島の遠藤 逆転での開幕ローテ入りアピール 西武戦で3回無失点

 8回表、ピンチを無失点に抑え、西川(左)から手荒い出迎えを受ける遠藤(撮影・立川洋一郎)
 3回を投げて2安打無失点の好投を見せた遠藤(撮影・立川洋一郎)
 3回を投げて2安打無失点の好投を見せた遠藤(撮影・立川洋一郎)
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 「オープン戦、広島-西武」(5日、マツダスタジアム)

 広島の遠藤淳志投手が3回2安打無失点で逆転での開幕ローテ入りへアピールした。

 粘り強さがあった。六回から3番手として登板。1死三塁から森を左飛に打ち取ると山川も中飛でピンチを脱出。続く七回は2死から不運な二塁打で得点圏に走者を背負ったものの、山村を左飛に仕留めた。八回は2連続四球を与えながら、併殺で切り抜けて得点を許さなかった。

 救世主になりそうだ。開幕まで1カ月を切り、開幕ローテの5、6番手はいまだ決まらず。候補の玉村、小林、ドラフト2位・森(三菱重工West)はいずれもオープン戦で打ち込まれていた。

 遠藤はキャンプ終盤、ロングリリーフ要員だったが、先発として調整しこの日を迎えた。登板日前日には「チャンス。気持ちの面で不安がっていたらダメなので。ガッツリ、自分が開幕ローテを取るんだと、今はその頭しかない。切り替えて、あしたしっかり結果を出して、いいアピールができたらと思います」と意気込んでいた。

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