広島・栗林 マツダで初失点も信頼は不変 佐々岡監督「球自体は悪くない」
「オープン戦、広島1-2西武」(5日、マツダスタジアム)
守護神がマツダスタジアムで初被弾、初失点を喫した。九回に登板した広島・栗林良吏投手が、1死から外崎に145キロをバックスクリーンに運ばれた。
「ファウルを取りにいった球が自分の力不足でファウルを取れずに捉えられた」
ルーキーイヤーの昨季はオープン戦2試合、公式戦27試合に登板して「0」を刻み続けた本拠地のスコアボードに初めて「1」が刻まれた。「ホームランもそうですし、マツダで点を取られるとすごい悔しい」。これで闘争本能に火が付いた。
佐々岡監督はこう見ていた。「ちょっと力んでボール、ボールになったところを、真っすぐをフルスイングされましたけどね。その後はしっかりギアを入れて、球自体は悪くない」。直後に中堅手の落球で走者を背負うも得点は許さなかった。
「全体的に(ボールが)高かったかなと思う」と自身に修正を課した栗林。それでも指揮官は「去年より全然、順調に来ている。スピードも上がって来ているので問題ないでしょう」と変わらない信頼を寄せていた。