広島・森下が5回2死まで完全投球 開幕へ状態上向き

 西武打線を相手に力投する先発の森下(撮影・立川洋一郎)
広島・磯村嘉孝(右)と言葉を交わしながらベンチへ戻る広島・森下暢仁=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 「オープン戦、広島-西武」(6日、マツダスタジアム)

 先発した広島の森下暢仁投手(24)は5回を投げ3安打1失点。五回に3連打で1点を失ったが、5回2死まで1人の走者も許さない完璧な投球を披露した。

 オープン戦は2試合目の登板。初回をわずか6球で三者凡退に片付け、二回は先頭の山川を内角チェンジアップで見逃し三振。続く外崎を三ゴロに仕留めるなど、危なげなくアウトを重ねた。最速はこの日149キロ。球威あるストレートに加えて、ブレーキの利いたカーブとチェンジアップを有効活用した。

 五回は2死から連打で一、三塁のピンチを招いて山村に右前適時打。続くピンチを封じて最少失点で切り抜けた。奪った三振は4つで無四球という内容だった。

 1年目に10勝を挙げ、昨季は163回1/3を投げて8勝。3年目の今季も先発陣の軸として期待される男が、残り期間で万全の状態に仕上げていく。

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