広島・磯村がサヨナラ打「気持ちみたいなもの」戦力外も意識し奮闘中
「オープン戦、広島3-2西武」(6日、マツダスタジアム)
広島が磯村嘉孝捕手のサヨナラ打で連敗を4で止め、本拠地初勝利を手にした。
2-2の九回だ。先頭の大盛が中堅フェンス直撃の三塁で好機をつくって出番が来た。内角球に詰まりながらも三塁へはじき返し、サヨナラの適時内野安打を勝ち取った。
「三振だけは駄目だと思った。内野が前進だったこともあり、詰まってでも何とか前に飛ばそうと思っていた」
この日は「8番・捕手」でスタメン出場。七回には二塁打を放ち2安打1打点と活躍した。
キャンプは2軍スタート。前日5日に石原に代わって1軍に昇格した。
「個人で結果を残さないと年的にも戦力外というのもある。1日1日を必死に気持ちだけは負けない思いで1日を過ごしている。最後のヒットも気持ちみたいなもの。それだけは忘れずに、強い気持ちを持ってあしたからも頑張ります」
12年目の今季にかける思いを言葉にした。