広島・床田 開幕へ万全 強力ロッテ打線ねじ伏せた6回0封!
「オープン戦、広島2-1ロッテ」(16日、ZOZOマリンスタジアム)
登板を経るたびに、背中が大きくなっていく。床田が前日2桁得点のロッテ打線に挑み、6回、被安打2、無失点と確かな仕上がりを感じさせる投球を演じた。
一、二回は四球を許すシーンもあった。二回には2死一、二塁から藤岡に左前打を許したが、味方の守りで先制点献上は免れた。
このあたりの反省として「立ち上がりはばらついていた。セット(ポジション)でボール、ボールになって四球も」と振り返ったが、それも試合中に修正、尻上がりに調子を上げていった。
強力打線もなんの、カーブが有効と見るや「うまく緩急を使ってストライクゾーンに奥行きを出しながら」という、熟達をも感じさせる投球術でスコアボードに「0」を刻んでいった。
佐々岡監督も「しっかり腕を振れて。(ボールが続いても)簡単に崩れないところはよかった」と、苦しい場面でも粘れる姿に、信頼をにじませた。
昨夏は「へばりまくっていた」と苦しんだスタミナ面も「そこで粘れるようにと、オフにやってきた」と床田。開幕2カード目の30日・阪神戦(マツダ)での先発が有力で、あと一度の調整登板を経て、開幕ダッシュに欠かせない左腕がシーズンに乗り込んでいく。