カープ勝利の方程式できた 島内2K中崎3K→栗林 佐々岡監督にんまり
「オープン戦、ソフトバンク4-4広島」(19日、ペイペイドーム)
カープの福岡遠征で、最大のテーマだったかも知れない。延長12回制復活も見据えた、勝利の方程式確立。ここがビシッと決まれば、シーズンの戦い方が見えてくる。
七回、島内が登板。上林を150キロ連発で空振り三振に切って取ると、甲斐を中飛、ガルビスも3球三振で片付けた。佐々岡監督も「スピードも、三振を取れる変化球もある」とにんまりだ。
そして八回には完全復活を印象づける中崎がマウンドへ。1死から松田に二塁打を許したが、それくらいではびくともしない。こちらも150キロ前後の直球で押しまくり、奪ったアウトはすべて三振という力強さを見せつけた。
中崎に対しては「経験値が違います。春先だいたいスローなんですけど、しっかり仕上げて順調」と、今季への意気込みが指揮官にも伝わっている。
これで、守護神・栗林へつなぐ方程式はできあがった。佐々岡カープがオープン戦1試合を残して、大きな収穫を手にした。