広島・小園 最多安打のタイトル狙う ノルマは1日1本「3番・遊撃」で開幕
広島・小園海斗内野手(21)が23日、マツダスタジアムで行われた全体練習に参加。開幕を前に今季の目標であるフルイニング出場をあらためて掲げ、1日1本をノルマに最多安打のタイトル獲得へ意欲を見せた。
新庄BIGBOSSもビックリの、ピンクのチェックのスーツというど派手な衣装で、小園は開幕の地、横浜へ向かった。
「気合い入れてきました!開幕なんで」
笑顔に充実感をにじませた。オープン戦は打率・317、0本塁打、2打点。9試合連続安打など安定した成績を残しクリーンアップの重責を担うことになった。
「(毎試合)1本ずつというのは考えながらしっかりと。欲張らずにやっていけたら」
1日1安打はノルマ。今季の目標であるフルイニング出場を踏まえ、143安打以上は打てるはずと肝に銘じた。その先にあるのは最多安打のタイトルだ。
「全部出られたらチャンスはあると思う。狙っているわけじゃないですけど、やっていく中で成績を残せればいいかな」
昨年の今ごろは開幕2軍スタートの屈辱を味わっていた。
「なかなかうまくいかないことも多かったですけど、こうやってできているんで、それに甘えることなくできたら」
どん底からはい上がり、自らの手でつかみ取ったレギュラーの座。プロ4年目、次は球界を代表する遊撃手へと成長する年だ。
「楽しみの方が多い。そこに変わりない。自分次第ですね」
『3番・遊撃手』としてスタートする2022年。背番号51が安打を量産する。