広島・佐々岡監督 大暴れの末包を称賛「雰囲気も上がった」

 佐々岡監督(左)から祝福されるプロ入り初打席初安打初打点の末包(撮影・佐々木彰尚)
 2回、西川の左飛で三塁走者・末包が生還。プロ初打席初安打初打点で手荒い祝福を受ける(撮影・佐々木彰尚)
2回、末包の適時打で生還した三走・松山(左)を迎える佐々岡監督
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 「DeNA3-11広島」(25日、横浜スタジアム)

 開幕戦から大勝。佐々岡真司監督はヒーローのドラフト6位・末包(大阪ガス)と記念撮影に収まり笑顔を浮かべた。

 二回のプロ初打席で先制打など猛打賞の離れ業までやってのけた。オープン戦で打率・177、1本塁打、6打点と結果が出ない中で起用を決めただけに喜びもひとしおだったよう。

 「使い続けてきた中で、緊張していたと思うけど、いいところで1本出て良かった」

 流れを呼び寄せたのは初回先頭・桑原のセーフティーバントを処理した坂倉のプレーを挙げた。

 「まずは最初にサクラ(坂倉)があの当たりをアウトにとった。やらしい当たりをアウトにしたあそこから始まっていると思う。盛り上がった気がした。そして末包がね。先制打でチームの雰囲気も上がったし、よく打った」

 オープン戦では最多6得点だった打線がつながり11得点。

 「相手のミスからね。どんな形でも1点というのがきょうはできたと思う」

 4年連続開幕投手の大瀬良は七回途中3失点で勝利投手。

 「ちょっと六回くらいから球の走り、抜け球が多くなったので、あと1イニングと考えた。あと1人と思いながら、抜けた球で三振とって代えられなかった」

 久しぶりの満員のスタンドもプレーを後押しした。「久しぶりというか、僕が監督になって初めてなので、やっぱり声援が選手の力になるなということを感じた」

 明るい材料は多く、ウエスタン・リーグでは新外国人マクブルームが本塁打を放った。「情報は入っている。まだ2試合なのでね。きょう4打席立って、あす、体がどう反応するかを見ながら。この3試合を見ながらいろいろ検討することになると思います」。

 26日は14時開始でDeNA戦が行われる。先発に森下を立て連勝を目指す。

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