広島・佐々岡監督「本当に勝ちに等しいくらい」 救援陣が踏ん張り今季初の引き分け

延長12回、マウンドに栗林を送り込む佐々岡監督(撮影・田中太一)
 5回、阪神・佐藤輝の打球を失策する広島・菊池涼(撮影・田中太一)
 延長11回、広島・堂林は送りバントを失敗する(撮影・山口登)
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 「阪神3-3広島」(8日、甲子園球場)

 広島の佐々岡真司監督は今季初めての引き分けを「本当に勝ちに等しいくらい」と振り返った。

 救援陣が踏ん張った。先発した大瀬良が6回3失点で降板。3-3の七回から塹江、中崎、島内、ドラフト1位・黒原(関学大)、菊池保、栗林と6人が無失点でバトンをつないだ。

 黒原は延長十回から登板。大学時代のリーグ戦で2本塁打を浴びた佐藤輝を空振り三振に仕留めるなど1回無安打2奪三振でプロ初ホールドを記録した。

 2日の中日戦でサヨナラ打を浴びた栗林も安定感がキラリ。3人をピシャリと封じて引き分けに持ち込んだ。

 指揮官は「七回以降、本当に中継ぎ陣が踏ん張ってくれたおかげ。価値ある引き分け」と話し、守護神については「九回から十二回まで、点が入ればいくという難しさ。しっかりときょうは十二回を締めくくってくれた」と力を込めた。

 前日7日の巨人戦で頭部死球により負傷交代したマクブルームは、この日大事をとって欠場したが、あす9日からは出場する予定。

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