広島・大瀬良 3年ぶり甲子園で気迫投球も3回連続失点 唇かむ

 「阪神3-3広島」(8日、甲子園球場)

 内角を狙った直球がシュート回転した。右翼方向へはじき返された打球は、長野の頭上を越える。3-2の六回2死二塁でロハスに許した同点の適時二塁打。リードを守り切れなかった広島・大瀬良は唇をかみしめた。

 3者凡退は一度だけ。毎回にように走者を許しながら粘りの投球を続けていた。それでも四回から3イニング連続で失点した。

 甲子園での登板は19年7月5日(6回6安打3失点で黒星)以来。3年ぶりの聖地だ。当時から照明がLEDに変わったりしたものの、何度も踏みしめてきたマウンドだけに不安はなかった。

 登板前には「むちゃくちゃ久しぶり。でも何となくイメージみたいものは、何度も投げているのである。しっかり投げていきたい」と力を込めていた。

 6回8安打3失点。3試合連続でのクオリティースタート(QS・6回以上自責点3以下)ながら2勝目を手にすることはできなかった。

 次回登板は16日、マツダスタジアムでの中日戦が濃厚だ。本拠地での登板は、開幕から4試合目にして初めてになる。

 常々大瀬良は「チームが勝てるような投球というのが一番」と言い続ける。広島のマウンドで、エースがさらなる上昇気流をチームにもたらしてみせる。

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