広島・佐々岡監督「中崎への信頼に変わりはない」八回に誤算のセットアッパーに言及

 8回、太田に押し出しとなる四球を与え、マウンド上でがっくりの中崎(撮影・坂部計介)
 8回、三振に倒れベンチに戻る小園(撮影・坂部計介)
 8回、勝ち越しを許したナインを鼓舞する九里(中央)=撮影・坂部計介
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 「ヤクルト3-1広島」(12日、坊っちゃんスタジアム)

 広島は同点の八回に送り出したセットアッパーの中崎が押し出し四球で決勝点を奪われ惜敗。わずか2日で首位転落となった。

 佐々岡真司監督は中崎について「しっかりと攻めた結果だと思う。当然、誰もが点をやりたくないと思っている中でコントロールミスがあったのかもしれないけど、最後(押し出し四球になった1球)も悪い球ではなかった。切り替えてやってほしい」と今季16試合中9試合に登板している右腕を責めることはなかった。

 今後のリリーフの起用法については「いま、島内、塹江にしろ、みんな調子がいいので(中崎を)変えないというよりも、勝ちのセットアッパーのみんな(島内、塹江)をいいところで使うということも、いろいろと考える。(相手の)打順などいろいろなところを考えてということもあるだろうし。(中崎の)信頼に変わりはない」

 打線は3番に固定している小園がブレーキとなった。初回は1死一塁から二ゴロ併殺打。六回、七回も走者を置いて快音は聞かれなかった。

 八回1死一、二塁の場面について問われると「(代打など)いろいろと選択肢はあった。チャンスだったので、いろいろあったけど。小園はいまこういう調子の中でもここを乗り越えないと真のレギュラー(になれない)というか、乗り越えないといけない選手。この壁をどう乗り越えるか、次にどう生かせるか。こういう失敗を次に生かせるかという試練だと思う」。今後も3番に起用し続ける考えを示した。

 昨季は8勝14敗6分けと大きく負け越した相手に惜敗。ズルズル負けるわけにはいかない。「去年ヤクルトに負け越した。今季もスタートしたので、明日勝つためにみんなでやっていきます」。力強く必勝を誓っていた。

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