広島・若ゴイ躍動 坂倉、中村健、矢野が適時打 猛攻で4年ぶり初回6得点 投手床田も適時二塁打

 1回、2点適時打を放つ矢野(撮影・立川洋一郎)
 1回、2点適時打を放つ矢野(撮影・立川洋一郎)
 1回裏、左中間へ適時二塁打を放つ中村健(撮影・立川洋一郎)
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 「広島-巨人」(3日、マツダスタジアム)

 大幅にスタメンを入れ替えた広島打線が初回から巨人投手陣を攻略した。

 初回2死一、三塁で坂倉が先制の中前適時打。さらに2死一、二塁でドラフト3位・中村健(トヨタ自動車)が続く。左中間へ適時二塁打だ。

 不振の小園が四球でつなぎ、2死満塁でこの日がプロ初スタメンの矢野に出番が来た。嶋大輔の「男の勲章」を登場曲に打席に立つと、初球を思い切り振り抜き、中前へ2点適時打を放った。

 駆け出すと右拳を握りガッツポーズ。一塁に到達すると、大きな拍手を背中いっぱいに浴びた。最高のプロ初安打初打点だ。若鯉は「相手は絶対に四球は出したくないと思ったので、外目に設定して思い切っていきました」と汗をぬぐった。

 床田の右翼線への2点適時打でさらに加点。この回打者10人の猛攻で一挙6点を奪った。広島の初回6得点は18年5月11日の阪神戦以来4年ぶりとなった。

 前カードの中日戦は1勝2敗と負け越して広島に戻ってきた。佐々岡監督はスタメンを大幅に入れこの日を迎えた。本拠地でのゴールデンウィーク6連戦の初戦。五月晴れの空の下で、ナインが躍動した。

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