【石原慶幸の眼】苦しんできた広島・小園、3安打をきっかけにしないと
「広島12-3巨人」(3日、マツダスタジアム)
広島は若鯉が13安打、今季最多の12得点と躍動し首位巨人に快勝した。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏は、プロ初先発した2年目の矢野雅哉内野手(23)らを絶賛。一方で、3安打の小園海斗内野手(20)について「きっかけに」と完全復調を願った。
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開幕からチームを支えてきた菊池涼、会沢の2人がスタメンで出られない状況にあるということはとても心配だし、早く元気な姿を見せてほしいと願う。
そんな中で矢野ら若い選手が穴を埋めてくれたことは大きい。矢野は初スタメン。ムードメーカーとして守っていても、打席でも伝わってくるものがあった。初回の好機に初球から打っていけたのは素晴らしいことだった。チームとしてこういう選手が活躍してくれることはありがたいし、いい流れを作ることになった。
もう一人、3安打した小園。開幕から苦しんできたが、きっかけにしなくてはいけない試合だ。きょう、どうやって打席に立ったのか、自分で理解して、絶対につなげていかないといけない。
最後に新外国人のターリー。まっすぐが動いていて力強さもある。スライダーという武器もある。ブルペンを支えてきた中崎が不在の中、1イニングを任せられる投手が是が非でも必要。候補の一人になりそうだ。