広島・佐々岡監督、延長十一回に決勝打許した島内を責めず「僕が出してるわけだから」

 11回、神里に勝ち越しの適時三塁打を打たれた島内(撮影・立川洋一郎)
 白井球審(右)に選手の交代を告げて引き揚げる佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 11回、険しい表情で戦況を見つめる広島ナイン(撮影・立川洋一郎)
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 「広島3-4DeNA」(6日、マツダスタジアム)

 広島は延長十一回1死二塁で5番手・島内が神里に右中間三塁打で決勝点を奪われ敗戦。今季の延長戦は1勝2敗1分け。DeNA戦は今季7試合目にして初黒星となった。

 エース・大瀬良が初回に大田、牧に一発を食らい3失点。打線はその裏に西川の適時打、坂倉の犠飛で1点差に迫ると、三回には坂倉の適時打で試合を振り出しに戻した。

 佐々岡真司監督は「(大瀬良)大地も初回に3点取られて、調子もよくないなかで、二回以降は粘って試合を作ってくれていましたし。まあ野手もその裏にすぐに奮起して点を取って早めに追いついたのでね、そういう粘りというのはあったと思うし、大地もしっかりとゲームを作ってくれたからこそこういうゲームになった」と、振り返った。

 敗戦投手となった島内はボール先行の苦しい投球から打たれた。

 「そこが彼の課題ではある。出した以上はね、僕が出しているわけだから。打線もあと1本ということもありながらも、延長戦でしっかりと中継ぎ陣がよく踏ん張ってくれた。最後まで応援してくれたお客さんもいる。また明日からのデーゲーム2つしっかり頑張ります」。

 こう言い残すと自ら会見を打ち切り、悔しさをにじませた。

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