窮地救った広島・森浦「0で抑えて帰るのが仕事」ターリー「強い気持ちで上がった」

ヒーローインタビューを終え笑顔でガッツポーズの森浦(撮影・山口登)
7回のピンチをしのいでベンチに戻るターリー(撮影・山口登)
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 「阪神2-3広島」(11日、甲子園球場)

 広島はニック・ターリー投手と森浦大輔投手が絶体絶命のピンチで踏ん張り、チームに白星を呼び込んだ。

 まずはターリーだ。3-2の七回2死満塁で九里に代わって登板。4番・佐藤輝と対峙(たいじ)すると、直球2球で追い込み、最後は外角へのスライダーで空振り三振に斬った。

 助っ人は「目の前の打者をアウトにすることだけを考えて、強い気持ちでマウンドに上がりました。自信を持っている球をしっかり投げるということで、きょうの対戦に臨みました」と汗をぬぐった。

 鬼門の八回は森浦が乗り越えた。ケムナが2連続四球からつくった1死二、三塁で出番が来ると、代打のロハスを空振り三振。梅野は遊ゴロに仕留めて最少リードを守り切った。左腕は「ゼロで抑えられたので良かった。任されたところをゼロで抑えて帰るのが仕事なのでしっかり仕事をできるようにやっていきたい」と力を込めた。

 試合終盤に訪れた試合の分岐点。佐々岡監督の采配に救援陣がしっかりと応えてみせた。ズバリと決まった継投策。指揮官はターリーについて「覚悟を決めて代えた。腕を振ってしっかり投げてくれました」と話し、森浦についても「あれ(交代)しかないと思った。期待通りのね」と賛辞を惜しまなかった。

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