カープ・大瀬良 “ヤク払い”で昨季のリベンジ 首位攻防3連戦初戦「粘り強く勝負」
13日のヤクルト戦に先発する広島の大瀬良大地投手(30)が12日、今季初の燕斬りでチームの連勝を伸ばすと意気込んだ。昨季の同戦は4試合で0勝2敗。防御率は対セ・リーグ5球団の中でワーストの5・56だった。首位攻防3連戦の初戦。エースの仕事を果たす。
チームの勢いをさらに加速させることが役割だ。大事な3連戦の初戦。大瀬良は「一発を打てる山田君も村上君もいる。いい打線なので、粘り強く一人一人と勝負してやっていきたい」と闘志を燃やした。
苦い記憶は昨季だ。4度先発して白星なしの0勝2敗。10月21日の対戦では3回2/3を7安打6失点でKOされた。防御率は対セ5球団で最も悪い5・56と苦しめられた。
今季は7試合で4勝1敗、防御率2・47。勝ち星はリーグトップタイと試合をつくっている。安定感の要因はどんな状況でも平常心を保ち、冷静に相手を分析できていることにある。
「投げていきながら、これまでこういう配球をしていないから、こういう使い方をしようかなとか。打者の頭にない球で勝負したりしている」
課題には立ち上がりを挙げた。「入りのところで浮いてしまったところを修正したい」。前回6日のDeNA戦は初回に2本塁打を許して3失点した。試合を優位に運び、昨季のリベンジを果たすためにも無失点発進を誓う。
「中村悠平さんとかも帰ってこられて、打線のつながりがより出てくると思う」。チームの今季ヤクルト戦は1勝3敗と黒星が先行するが、背番号14が負の流れを断ち切る。