【安仁屋宗八氏の眼】広島は中継ぎ陣、特に「八回」は調子のいい投手を優先すべき
「広島(降雨中止)ヤクルト」(13日、マツダスタジアム)
首位に返り咲いての、ヤクルトとの1、2位対決は雨で中止。ここまでの広島の戦いは順調と言える一方、万全と言い切れない面もある。例えば、先発から抑えの栗林につなぐまでの中継ぎ陣は、まだ強化の余地があるよね。
特に「八回」については、中崎が結果を出せなかったり、11日の阪神戦でケムナが2四球で大きなピンチを招いたりと、各方面からクローズアップされるんだけど、僕の考え方ではあまり「八回」というイニングにこだわる必要はないと思っている。
また、七回は誰々、八回は誰々、と決めることもあまり賛成できない。やはり、人間のやることだから、調子が悪い日もある。どのイニングに誰が投げる、という役割を決めてしまうと、落とし穴にはまることもある。
ブルペンにいる横山コーチがしっかり見ているのだから、勝ち試合の六回以降に関しては、試合の流れに応じて調子のいい投手を推薦すれば、より高い確率で失点を防いでいけるはずだ。