広島 救援陣0封 塹江から7人奮闘でドロー 佐々岡監督「踏ん張ってくれた」
「広島5-5ヤクルト」(15日、マツダスタジアム)
最後は代打・中村奨が三飛に倒れ、今季2度目の引き分け。広島・佐々岡監督は「リリーフが本当によく踏ん張ってくれた。プレッシャーがある中でよく投げてくれた」と先発アンダーソンのあと、無失点に抑えたリリーフ陣をたたえた。
“魔の八回”にはケムナを投入。前回登板の11日・阪神戦ではいきなり連続四球で期待を裏切ったが、この日は三者凡退できっちり結果を残してみせた。
ケムナは「今回は八回を特に意識せずストライク先行でいけた」と振り返った。“魔の八回”はツイッターのトレンドに上がるほど注目を集めた。「魔の八回や鬼門と言われることに関しては(リリーフ陣)全員意識はしてない」とブルペンの思いを代弁した。
延長十二回はターリー。前日、村上に同点弾を浴びたが、空振り三振でリベンジ。
「悔しい気持ちを持ちながら(同じ)真っすぐで空振りを取れたので良かった」
リリーフ陣の踏ん張りで負けなかったが、勝てなかった。首位ヤクルトとはこれで1勝4敗1分け。特にマツダスタジアムでは4試合で勝ちがない。指揮官は「当然勝ちたかった。(苦手)そういう意識はない。去年やられているので、しっかりと対策を練ってやりたい」と言った。次こそ勝ちきってみせる。