「巨人２－１広島」（１９日、東京ドーム）

　広島は二回にこの日、１軍昇格したばかりの野間の適時二塁打で先制したが、先発の九里は三回に吉川に適時打で同点に追いつかれると七回には中山に適時打で勝ち越しを許した。

　打線は九回に菅野をマウンドから引きずり降ろし２死満塁まで詰め寄ったが、あと１本が出なかった。

　巨人に３タテを食らい引き分けを挟んで４連敗。特に巨人３連戦はいずれも先発投手に黒星が付いた。

　佐々岡真司監督は「この３連戦、なかなか打線が、チャンスをつくってなかなか１本出なかった。きょうもなかなか八回までは。１点しか取れていないので。九里もね、７回２失点、よく粘ったと思うし試合をつくってくれた。最後も、菅野を降ろして大勢を出した粘りというのは出ているのでね。ただ、あと１本が出なかったというこの巨人戦だった。（西川）龍馬に２本出てまたね、打線も変わるだろうし、まだまだそういう面ではしっかりと、自分たちの野球というのが出ているので、かみ合えばとは思う」

　苦しい戦いの中、野手キャプテンでもある野間の復帰は好材料となる。

　「外野２つの枠を今、みんなにチャンスを与えながら。右投手、左投手といろいろ考えながら、末包にしろ中村健にしろ。その中で１枚、野間が帰ってきたということで、野手主将でもありますし、雰囲気も変わってくると思うので、地元帰ってしっかりとやりたいと思います」

　２０日からはマツダスタジアムに戻って交流戦前最後のリーグ戦となる４位・中日と３連戦が待つ。