背信の広島・大瀬良「野手のみんなに申し訳ない」 9年目で初の押し出し四球 5回5失点KO

5回、大瀬良から一発を放つグラシアル(手前)=撮影・高部洋祐
1回、ソフトバンク打線に打ち込まれ、厳しい表情を見せる大瀬良(撮影・高部洋祐)
1回、押し出し四球を与え、悔しがる大瀬良(撮影・高部洋祐)
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 「ソフトバンク7-0広島」(27日、ペイペイドーム)

 先発した広島・大瀬良大地投手(30)が今季最短の5回でKOされ、2敗目を喫した。

 8安打を許して、5失点は前回20日の中日戦に続く同ワーストタイ。交流戦のソフトバンク戦も通算0勝3敗となった。「苦しい投球になってしまった。ああいう形で先制されると流れが来ない。野手のみんなに申し訳ない」と敗戦の責任を背負った。

 初回1死満塁で、中村晃に先制の左前適時打。なおも満塁から、明石にはプロ9年目で自身初の押し出し四球を与えた。続く柳町の右前適時打で、いきなり3失点。一回だけで39球を要した。四回は牧原大の適時二塁打、五回はグラシアルにソロを被弾して突き放された。

 5回104球。「いいところの曲がり球も見送られて、真っすぐの走りも良くもなかった。少し『探りに』というか、そういう気持ちの中でも行ったのが良くなかったかなと。感覚的に、修正することも難しかった」と唇をかんだ。

 佐々岡監督も「真っすぐも、変化球も、制球できていなかった。真っすぐを制球できていないから、変化球の甘いところを打たれている印象ですね」と振り返った。ここまで5勝を挙げ、投手陣をけん引してきた右腕。次回こそ、快投を示す。

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