広島・佐々岡監督、初の借金生活に「結果をしっかりと受け止めて、あと3つ頑張ります」

 7回、中村奨が見逃し三振に終わり、がっくりと肩を落とす佐々岡監督(左、右は野間)
 4回、楽天に2点の先制を許した九里(撮影・佐藤厚)
 7回、中村奨は見逃し三振に終わる(撮影・佐藤厚)
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 「楽天4-1広島」(9日、楽天生命パーク宮城)

 広島は先発の九里が走者を出しながら粘りの投球を見せるが、四回に1死満塁から武藤の犠飛で先制点を許すなど6回2失点で降板。八回には3番手・薮田が追加点を許した。

 打線は九回に長野の適時打で1点をかえすが、それまで。楽天・岸に12球団勝利を献上。連敗で今季初めて借金生活に入った。

 佐々岡真司監督は打線について「今はずっとなかなかつながっていかない。最初の2回(のチャンス=三回と五回)のところでしょうね。積極的に打つのはいいですけど、打つ球を絞れば、というところで」

 三回は無死二塁の絶好機に長野が初球を三ゴロで走者を進められず、中村奨は安打で一、三塁とするが、野間はまたも初球を一飛、菊池涼も捕邪飛で先取点を取ることはできなかった。

 相手・岸の緩急自在の投球に苦戦を強いられた。

 「スコアラーのデータなり情報が頭の中に入った中での、対策は練ってあったんでしょうけど、なかなか。昨日も一緒でしたけど。交流戦に入って出てないというところ」

 九里投手は6回2失点と試合は作ったが、四回で89球と球数を擁し、打線にリズムをつくれなかった。

 「まぁ6回2失点ということであれば、というところですけど、四回までの球数が多いというのが。打線も今こういう状況の中で、やっぱりね。なかなかリズムが作れるような投球ではないというのは確かですけど、6回2失点というところを見るとね。五回、六回の投球を早めにできればね、リズムも出てくるでしょうし。四回までの球数が。追い込んでからの勝負球がなかなか決まらず。3-2というカウントが多くなって、そういう中でリズムよく投げられていなかったとは思います」

 61試合目でついに借金生活に入った。

 「はい。まぁそれはもう。結果をしっかりと受け止めて、また明日から3日。あと3つ頑張ります」

 10日からは敵地ベルーナドームで西武3連戦が待つ。

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