広島・佐々岡監督「やっぱりホームラン出れば大きな点が入るというのは確か」
「西武3-6広島」(10日、ベルーナドーム)
広島は二回から七回まで連続で得点する効果的な攻撃。投げては今季初登板となる野村が六回途中3失点で2年ぶりの勝利を挙げた。
佐々岡真司監督は野村について「久々の登板だったと思うし、気合が入っていた中で、(初回の)山川の一発、シュートが甘く入って高めにいっちゃったんでしょうけど、あの1球だけで、あとはね、本当に低めに集めて打たせて取るというか、そういう投球ができたと思います。そこでしっかりと立て直したのが大きかったと思います」
通算78勝目。チームが苦しい中、実績のある投手の勝利は大きい。
「去年勝てなかった。今までのピッチャーがしっかり、ある程度結果残している中でなかなかチャンスはなかったですけど、それでもしっかり下で若い選手と混じった中で結果を残してくれて、調整してきてくれた。今日チャンスがあって、勝ったことは大きいと思います」
打線も五回に菊池涼が交流戦チーム初となる本塁打を放つなど効果的に得点を重ねていった。
「今年はつないでつないでという。その中でも今日はつないで1点1点でしたけど、やっぱり一発も効果的な一発というのでね。交流戦でまったくなかったけど、今日2本出て、それが2本とも効果的なホームランだったので。基本はね、つないでというところは変わりはないんですけど、やっぱりホームラン出ればね、大きな点が入るというのは確かだと思う」
一発の効果を改めて実感した試合となった。
野村に勝たせたいというチームの思いが打撃にも表れた。
「(初回に)2ランに対してすぐに1点、いい形で点取れたというのが大きかったと思うしゲームを作ったというのが」
野村のあと、ターリー、ケムナ、森浦、栗林と無安打リレーで勝利へ導いた。
「そうですね、六回まで祐輔でいってターリーに代わりましたけどしっかりと抑えてくれた中でのケムナ、森浦とそういう形になるであろうというものをしっかり出してくれた」
栗林はプロ2年目で早くも通算50セーブに到達した。
「春先はちょっとあれでしたけど、最近はまったく心配することないです」
この日の勝利で勝率を5割に戻した。