カープ菊池涼 不敗神話弾!昨年6・19から12連勝「風のおかげで入ってくれた」
「DeNA0-7広島」(24日、横浜スタジアム)
広島・菊池涼介内野手に風が味方した。2点リードの三回1死一塁、今永の148キロを捉えた打球は左翼ポール際へ。追い風に乗ってそのままスタンドに舞い降りた。
「切れなかったからね。風のおかげで入ってくれて良かった」
約1カ月ぶりの勝利を目指すエース・大瀬良を、力強く後押しする一発となった。実は菊池涼が本塁打を放つと昨年6月19日のDeNA戦以来、引き分けを挟んで12連勝。不敗神話を継続した。
「延長戦からの移動ゲームで、みんな疲れている中で、初回にサク(坂倉)が打ってくれて流れができた」
リーグ戦再開から、西川の離脱で不在となった3番に入る。この間、7試合で6打点。つなぎ役から本塁へかえす役割をきっちりこなせるのが、菊池涼の強さだ。
チームは引き分けを挟んで3連勝。「延長戦を2試合やっていい粘りは出てきていると思う。きょうは初回に2点入った流れと、(大瀬良)大地に尽きるんじゃないですか」。ベテランは、冷静に分析していた。