カープ 秋山翔吾と初交渉 複数年契約提示か 球団本部長「大きな財産になる」

 広島は24日、パドレス傘下3Aエルパソを自由契約となった秋山翔吾外野手(34)と東京都内のホテルで入団に向けた交渉を行った。出席した鈴木清明球団本部長(68)は約2時間の交渉を終え、「来てもらいたいということを伝えた。来てもらえたらカープにとっては大きな財産になる」と話した。

 秋山はすでに22日に古巣・西武、23日にソフトバンクと交渉を終えており、広島が最後。条件については「中身は言わない」と詳細を明かすことはなかった。以前より松田オーナーが「今年の戦力だけで考えてない。将来への投資。レギュラーでもベンチにいても、2軍にいてもありがたい」と選手としてだけでなく、取り組む姿勢や人間性も高く評価していることから、3年から5年の複数年契約を提示したとみられる。

 チームは3番を務めてきた西川が、下半身のコンディショニング不良で離脱。現在もランニングを再開できていない。攻撃力アップのためには是が非でもほしい存在。加えて、小園、宇草ら発展途上の右投げ左打ちの選手が多く在籍することもあり、“お手本”としての期待も大きい。

 鈴木本部長は「復帰するんだったら、すぐに準備をしないといけない。そんなに時間はかけないと思う」と分析。『カープ秋山』誕生かどうか、結論は近日中に出るとみられる。

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