広島・佐々岡監督 今季最少の2安打で阪神に初黒星「自分たちの野球ができなかったということ」

 8回、選手交代を告げ、ベンチへ戻る佐々岡監督(撮影・飯室逸平)
 3回、野間は羽月の二ゴロでアウトになる(撮影・山口登)
2回、右越えに先制2ランを放つ坂倉(撮影・山口登)
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 「阪神3-2広島」(6日、甲子園球場)

 広島は二回に坂倉の8号2ランで先制。しかし、先発の床田は三回までノーヒットも四回2死から突如崩れ4連打で逆転を許す。

 そのまま阪神投手陣の継投の前に抵抗もなく、今季最少の2安打で敗れた。

 広島・佐々岡真司監督は7回3失点の床田について「あの回だけでしょうね。2アウトから近本からというところで、不運な当たりがありながらも、もうひと踏ん張りというところだったが、そのあとは7回までしっかりと投げてくれた。粘った投球だっただけに、あとは打線が援護できればというところだった」と振り返った。

 打線は西勇の前に坂倉の一発と床田の安打の2安打のみ。

 「いい投手なのは確かだし、しっかりとコントロールを低めに集められて、今日はやっぱりいいところに投げられた。あの1本だけではね、つながっていないので自分たちの野球ができなかったということ」

 坂倉は20試合連続安打を継続中。

 「坂倉の状態は悪くないし、いい先制ではあった。それ以降はつながらなかった」

 今季カード12試合目にして阪神に初黒星。7日も敗れれば阪神と代わって4位転落の危機を迎えた。

 「当然、明日も全員で戦わないといけない。阪神に勝っていたと言っても、われわれはそんなに(得意意識を)持っているわけではないし、接戦の中で勝っていただけで紙一重の戦いが続いていた。また明日気を引き締めてやるだけです」

 7日はアンダーソンが先発する。

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