石原慶幸氏「秋山の1本は上昇へのきっかけに」 中崎→一岡のリレーに「頑張れ!」と声が
「広島3-4DeNA」(14日、マツダスタジアム)
広島は1点差で敗れて借金「4」となり、阪神と並ぶ4位に転落した。痛い黒星となったが、デイリースポーツ評論家・石原慶幸氏(42)は、秋山翔吾外野手(34)の本拠地初安打を「いいきっかけになるのではないだろうか」と歓迎。さらには2年ぶりの1軍マウンドに上がった一岡竜司投手(31)について「元気な姿がうれしかった」と喜んだ。
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敗戦の中にも、うれしい場面がちりばめられた試合だった。まずは、本拠地初安打の秋山。
帰国して、ファームでわずか4試合という急仕上げで1軍に上がり、2カード目。実戦で投手と対することができない期間を考えると、“キャンプインしたところ”くらいの状態だろう。
一方で、広島では報道含め期待の高まりも感じていただろう。そこで出た1本というのは、周囲の期待もさらに上がるだろうが、一方でこれから状態をさらに上げていく、いいきっかけになるのではないだろうか。
開幕から貢献度の高かった上本がコンディション不良で登録抹消されているだけに、秋山、そして長野の存在価値はより高まるだろう。
最後に、七回に登板した一岡について。2年ぶりのマウンドとなったが、元気な姿がうれしかった。3連覇の大きな力となった中崎から一岡へのリレーに、現役時代の感情がよみがえり思わず、「頑張れ!」と声が出た。まだまだ貢献していってほしい。